
スリップリングの豆知識、今回のテーマは水銀レスロータリーコネクタ(スリップリング)についてです。
>>「スリップリングの形状~スリップリングの豆知識①~」はこちら
>>「スリップリングの接点方式~スリップリングの豆知識②~」はこちら
>>「スリップリングの回転数~スリップリングの豆知識③~」はこちら
>>「信号系もパワー系も電送できるスリップリング~スリップリングの豆知識④~」はこちら
>>「大電流や高電圧の要求仕様にも対応可能なスリップリング~スリップリングの豆知識⑤~」はこちら
>>「回転電送に必要な通信プロトコルに対応したスリップリング~スリップリングの豆知識⑥~」はこちら
>>「あらゆるコネクタの取り付けが可能なスリップリング~スリップリングの豆知識⑦~」はこちら
>>「あなたのまわりにある身近なスリップリング~スリップリングの豆知識⑧~」はこちら
>>「カメラ雲台へのスリップリング採用事例~スリップリングの豆知識⑨~」はこちら
以前のコラム(スリップリングの接点方式~スリップリングの豆知識②~)でも取り上げましたが、スリップリング(ロータリーコネクタ)の接点方式には大きく分けて2種類あります。
この2つの接点方式を比較すると、多くの点で液体接点方式の方が優れています。接触抵抗、寿命、発生ノイズ、回転スピードなど、液体接点方式にはさまざまな優位性があります。
すべてではありませんが、液体接点方式の多くには水銀が使用されています。スリップリングに水銀を使用すること自体は禁止されていませんが、いくつかの制約があります。皆さんご存じのRoHSもその一つです。RoHSが適用されている国には、原則として水銀使用製品を輸出することはできません。
そのため、産業用コネクタ&コンポーネンツでは水銀レスロータリーコネクタ(スリップリング)のご提案も多数おこなっています。水銀レスロータリーコネクタはリングやブラシの材質向上により、日々進化を続けています。
ロータリーコネクタ・スリップリング(水銀レス)の選択でお悩みの際は、ぜひ産業用コネクタ&コンポーネンツまでご相談ください。最適な製品をご提案させていただきます。