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自動車関連工場での生産性向上に必要なものとは?

自動車関連工場での生産性向上に必要なものとは?

自動車業界では、労働力不足や働き方改革の影響により、生産性向上や、作業者のスキルに依存しない品質の均一化が急務となっています。この課題に対し、複数のケーブルや配管を一括で接続・着脱できる「複合コネクタ」や「マルチカップリング」の導入が効果的です。これらのツールにより、作業ミスの防止、作業時間の短縮、品質の均一化が実現し、生産性の向上が期待できます。

現場は人手不足が深刻・・・

自動車業界は今後、生産効率の向上がますます重要になっています。

少子高齢化による労働人口の減少や働き方改革による有給休暇取得義務・残業規制により、特に生産現場では人手不足が深刻になる一方、自動車業界を取り巻く環境は自動運転や、電動化といった100年に一度の大変革の時代にさらされており、たとえ世界的な大手自動車メーカーであったとしても企業存続をかけた熾烈な競争を避けることができなくなっています。

このような状況下において、自動車関連工場では生き残りをかけ労働力を確保しながら生産効率を上げていかなければなりません。

これまでの生産現場での人手不足の対策として、自動車関連工場では期間従業員を採用していますが、現場からは
「期間従業員は作業に慣れてきた頃に契約期間が切れる」
「期間従業員が代わるたびに何度も最初から作業内容を教え直さないといけない」
「新人が作業に慣れるまでは、生産効率をなかなか上げられない」
といった声を聞いたりします。

また、溶接や塗装等の工程では人手対策の別対策として、設備を自動化している工程もありますが、まだまだ作業者に依存している射出成形や鋳造等の工程で生産効率を上げるためには、作業者による作業品質のバラつきをなくす必要があります。

作業者による作業品質の均一化を実現するアイテムとは?

そのような状況の中、射出成形ラインや鋳造ラインといった工程で今注目されているのが「複合コネクタ」や「マルチカップリング」というアイテムです。その名の通り複数のケーブルや配管・ホースを一つに集約しワンタッチで着脱することが出来るコネクタやカップリングです。これらのアイテムを活用することにより、作業者による誤接続等の作業ミスが防止でき、作業時間の短縮や作業者による作業品質の均一化も可能となり、現場からの期間従業員に関する懸念事項はなくなります。

2018年のリーマン・ショックの影響で多くの自動車関連工場では生産調整がおこなわれ、多くの期間従業員の契約も更新されませんでしたが、現在の自動車関連工場では期間従業員の確保とその教育に注力しなければならない時代となりました。

「複合コネクタ」や「マルチカップリング」は作業者を選びません。新人でもベテランと同等の安定した品質の作業ができ、さらに作業時間が短縮できるアイテムとして注目されています。これらのアイテムは海外で採用実績が多く進んでいますが、リーマン・ショック以降、日本国内でも採用事例が増えています。

「複合コネクタ」や「マルチカップリング」を導入した自動車関連工場より、「作業者のミスも無くなり、タクトタイムも短縮できた」といった喜びのお声もたくさん頂いています。

これらのアイテムは設備の自動化による自動着脱にも対応が可能です。また、複数のケーブルや配管・ホースをひとつにしコンパクトに集約できるため、限られたスペースを有効活用することも可能です。

自動車関連工場での生産性向上事例①:車載用ECU検査設備に複合コネクタを導入し、生産性がアップした事例

車載用ECU検査設備の生産性向上を目指し、複合コネクタを導入した事例です。ECUは自動車の各種電子制御ユニットで、1台に100個以上搭載されることもあります。生産現場では効率化が急務となっており、治具と試験装置の接続自動化に着手しました。

複合コネクタは自動着脱やスライドイン着脱に対応し、特殊なバネ接点により小型で大電流対応が可能です。

さらに、電源系と信号系の接続を一体化し、省スペース化を実現しました。この導入により、生産性向上に成功し、設備自動化に満足しています。

 

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複合コネクタで電気とエアを一括着脱させてタクトタイムを大幅に短縮できた事例

ある自動車部品メーカーでは、エンジン部品のロウ付け工程で、治具交換時に電気コネクタ6本とエア配管12本を手動で着脱しており、4ステーション合計で約720秒(12分)を要していました。

複合コネクタを導入し、電気とエアの一括着脱を可能にした結果、治具交換時間は1ステーションあたり約5秒、全体で20秒に短縮されました。これにより、1日3回の治具交換で、合計約35分のタクトタイム短縮を実現しました。

▼実際の治具交換作業の改善前と改善後のBefore & After動画もありますので是非、ご覧下さい。▼

 

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自動車関連工場での生産性向上は丸紅エレネクストまでご相談下さい

自動車関連工場での生産性向上の第一歩は「ノウハウを持ったプロに相談する」ことです。複数のケーブルや配管・ホースをひとつに集約しても、そのノウハウと実績がなければ作業時に接触不良や液漏れを起こし生産ラインを止めてしまうこともあります。そうなってしまっては元も子もありません。

産業用コネクタ&コンポーネンツを運営する丸紅エレネクストでは、「複合コネクタ」や「マルチカップリング」をはじめ、配線・配管まわりの接続箇所で様々な業界の工場や研究施設等での生産性向上に貢献しています。まずはお気軽にご相談下さい。コネクタのプロ集団の丸紅エレネクストが貴社の生産性向上を強力にサポートさせて頂きます。

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