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車載用ECU検査設備に複合コネクタを導入し、生産性がアップした事例

車載用ECU検査設備に複合コネクタを導入し、生産性がアップした事例

車載用ECU検査の自社の新規設備向けに複合コネクタを導入し、生産性がアップした事例をご紹介いたします。

生産性アップに向けた現場カイゼンが喫緊の課題となっていた・・・

ECUはElectronic Control Unitの略で、車載用ECUとは主に自動車に搭載される電子制御ユニットのことであり、エンジンをはじめ、ミッション、ブレーキ、カメラ、ライト、エアコンなどにそれぞれ使用されています。

特に最近では、EV(電気自動車)や燃料電池車といった環境対応車向けに搭載されるECUの数量も増えており、たとえば1台の車に対して100個を超えるECUが搭載されるものも珍しくありません。それにともない、車載用ECUの生産性現場では生産性アップに向けた現場カイゼンが喫緊の課題となっていました。

車載用ECU用の治具と試験装置とのコネクタ接続箇所の自動化に取り組む

そこで、車載用ECU生産設備の自動化を我々の設備カイゼンのテーマとし、車載用ECU用の治具と試験装置とのコネクタ接続箇所の自動化に取り組みました。

まず自動化に対応できるコネクタの情報収集をインターネットでおこなったところ、産業用コネクタ.comで自動車業界の工場設備において自動化、省人化の採用事例の紹介ページがあり、そこで複合コネクタというものを見つけました。

実際にこの複合コネクタを調べて社内で検討したところ、我が社の要求を満たせることが明確になったため、導入するに至りました。

導入に至った理由

導入するに至った具体的な理由としては、自動着脱やスライドイン着脱に対応している点や、大電流コネクタ(電源コネクタ)で採用されているマルチラムという特殊なバネ接点をコンタクト部分に利用しているので、接触抵抗が小さく発熱も出にくいため通常のコネクタより小型でかつ大電流を流すことができるという点でありました。

また、複合という名前の通り、電源のパワー系の接続と微弱の信号系の接続をひとつに集約できることから、コネクタ自体もコンパクトにすることができ、試験装置側のコネクタ取り付け箇所の省スペース化にもつながりました

最後に

設備の自動化より生産性がどれ位アップしたのかをここで口外することはできませんが、複合コネクタを採用できたこと自体には大変満足しています。

日本国内の生産人口の減少で工場設備の自動化、省人化を検討されており、コネクタ接続箇所があれば、複合コネクタの検討はありだと思います。

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