こちらの記事では、コネクタの選定において必要な防水性について話をいたします。
防水の性能についてはIP規格、MIL規格等で規定されていますが、コネクタの組立・ケーブルの接続や実際の使用には注意が必要で、正しく組立・使用しないと、うたわれている防水性が確保・維持できません。
下記でご紹介する、「衝撃・振動に強いワンタッチ式防水コネクタ」の概要と導入事例を1冊にまとめた資料を無料でダウンロードいただけます。是非ダウンロードの上、貴社の生産性アップにもお役立て下さい
コネクタを嵌合させた状態での防水性に必要な要素は主に下記になります。
防水対応の場合、一般的にコネクタ本体は一体構造となっていますが、本体が複数部品で構成されている場合は部品間がOリングやガスケット・シール材等でシールされていることが必要です。
装置とコネクタの取付面の間はOリングやガスケット・シール材等でシールされていることが必要です。また、ねじ取り付けの場合には別にねじ部の防水構造が必要です。
キャプタイヤや単芯でサイズが合うものはケーブルエントリ部の機能だけで防水を確保できますが、バラ線や複数本の場合は収縮チューブやモールド、またはコンジットパイプ等での対応が必要です。
防水対応のコネクタの場合は嵌合面がOリングやガスケットでシールされますが、嵌合面のゴミや汚れの付着などによる防水性の低下に注意が必要です。
防水対応のコネクタであっても、通常は非嵌合時の防水性は確保されていないことが多いです。非嵌合時には防水対策のされたキャップ等で保護することが必要です。
防水性の確保には例として以上のような対応が必要ですが、使用環境や条件によっては材質の選定や防水の構造なども考慮する必要があります。
産業用コネクタ&コンポーネンツを運営する丸紅エレネクストでは、丸型、小型、大電流コネクタなど様々な種類や用途、条件に対応した防水コネクタを取り扱っており、豊富な実例をもとに適切な提案を行っています。また海外と国内の技術と実績のあるコネクタやカップリングの専門メーカーと密接な協業体制を築いており、そうした協業体制を基に製品の仕入れから販売、販売後のサポートまで手厚く行うことで、自動車業界、半導体業界、宇宙業界まで幅広くのお客様と取引をおこなっています。
「防水コネクタを探している」、「耐久性が高いコネクタを探している」といったご要望がありましたら、産業用コネクタ&コンポーネンツまでお気軽にご相談ください。