成形現場での金型昇温における高温の温調油やスチーム(蒸気)の配管やホースの着脱箇所において、作業者の火傷対策で頭を悩ませている現場管理責任者や安全衛生管理者は多いのではないでしょうか。
いつも細心の注意を払いながら作業をおこなっているものの、人間がおこなう作業であるが故にヒューマンエラーやヒヤリハットは常に現場でのつきものであります。とはいえ、高温の油やスチームが十分に冷めるまでカップリングの着脱作業を止めていては現場での生産性も上がりません。
では、作業者を火傷からの危険から守りながら生産性を維持させるためにはどうすればよいのでしょうか。
下記でご紹介する、金型交換時における温調水の液ダレ問題を解決できる「温調用カップリング(カプラー)」の概要と導入事例を1冊にまとめた資料を無料でダウンロードいただけます。是非ダウンロードの上、貴社の生産性アップにもお役立て下さい!
それは、現在、温調油やスチーム(蒸気)の配管やホースの切り離し箇所で使用しているカップリング(カプラー)を見直してみることです。今のカップリングはプラグとソケットを切り離した際に作業者への火傷の原因となっている高温の油や蒸気または水滴が外部に漏れ出ているかどうかをチェックして下さい。それらが外部に漏れ出ているのであれば、切り離し時に流体が外部にほとんど漏れ出ない温調用カップリング(カプラー)に切り替えることをお勧めします。
この温調用カップリングの特長は、配管やホースの切り離し箇所で外部への液ダレや内部へのエアの混入がほとんどなく、特に高温の温調油やスチーム(蒸気)においては作業者を火傷から守ることができます。また、これまでウエスでおこなっていた外部に漏れ出た流体の拭き取りの作業量も大幅に削減することも可能になります。
これまでの一般的な構造の汎用カップリングは耐高温仕様であったとしても、外部に漏れ出た流体が高温の温調油であった場合、作業者がその油と接触してしまうと火傷の原因となります。また外部に漏れ出た油をウエスで拭き取らずそのまま放置してしまうと、それらの油は外気で常温にまで下げられ固着してしまい、その固着したものが付いた状態で何度もカップリングとして着脱を繰り返すと内部のOリング(パッキン)を破損させてしまう恐れがあり、そうなってしまうとカップリングのソケットとプラグが嵌合した状態であっても内部の高温の油は外部に漏れ出てしまいます。
これらの懸念事項に対応するためにも温調油やスチーム(蒸気)での温度調節には、最適な温調用カップリング(カプラー)を使用すれば、作業者の安全性確保と工場の生産性アップの実現が可能です。
実際に、温調用カップリング(カプラー)を導入し、作業者の火傷対策と作業効率も上げることができた事例をご紹介いたします。ある自動車メーカーの工場では、金型交換時の配管接続箇所の切り離し箇所で高温油に対応した一般的な構造をしたカプラーを使用していましたが、高温の温調油が外部に漏れ出てしまい作業者への火傷への懸念が常にありました。
そこで、切り離し時に液ダレがほとんどない温調用カップリングを導入。その結果、作業者への火傷の懸念がなくなったとともに、外部に漏れ出た温調油をウエスで拭き取る作業もほとんどなくなり、結果的に作業効率の向上も実現することが出来ました。
高温の温調油やスチーム(蒸気)の配管やホースの切り離し箇所でお困りの場合は、豊富な専門知識と経験を持った産業用コネクタ&コンポーネンツに是非ともご相談下さい。
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