世界は今、新宇宙時代に突入しています。アメリカは常に宇宙開発の先端を歩み続けています。開発費用の減額があったものの、現在でもアメリカは宇宙のトップランナーであり、様々な衛星や探査機を次々と打ち上げています。近年はNASA、国防総省といった公共機関だけではなく、イーロン・マスクやジェフ・ベゾスなど世界的起業家が宇宙ビジネスに多額の投資を行っています。
世界は今、新宇宙時代に突入しています。アメリカは常に宇宙開発の先端を歩み続けており、開発費用の減額があったものの、現在でもアメリカは宇宙のトップランナーです。様々な衛星や探査機を次々と打ち上げています。近年はNASA、国防総省といった公共機関だけではなく、イーロン・マスクやジェフ・ベゾスなど世界的起業家が宇宙ビジネスに多額の投資を行っています。
中国においてもますます宇宙ビジネスは盛んにおこなわれております。2019年、ロケットの打ち上げ成功数が最も多かったのは中国でした。何と32機です。対してアメリカは21機、ロシアは25機です。長年リードしてきたアメリカ、ロシアに対して中国という宇宙大国が存在感を強くしてきています。中国のイメージは国家主導ですが、中国政府は政府機関だけではなく、民間企業に対しても積極的に支援をしています。2015年から2018年間で約60社の民間企業が設立しています。
日本はどうでしょうか。1994年に100%国産技術によるH-IIロケットが完成し、種子島宇宙センターからの打ち上げに成功しました。H-IIAロケットは41回中40回の打ち上げに成功しています。打ち上げ成功率は97.6%となります。H-IIBロケットも含めると50回中49回の打ち上げに成功しており、打ち上げ成功率は98.0%となります。そして2020年H-IIBロケット最終機の打ち上げに成功しました。今回で主力ロケット2機種(H-IIA,H-IIB)のうち1つが引退し、次世代機H3に引き継ぎます。
このH3ロケットは柔軟性、高信頼性、低価格の3つの要素を実現することを目指して開発されております。2020年度に試験機の打ち上げを予定している日本の新しい基幹ロケットです。 国の重要な人工衛星や探査機などを宇宙へ輸送する手段に利用されます。
また、日本では宇宙ベンチャーが次々誕生しており、資金調達を実施し事業を加速させています。今までよりロケットや衛星の開発や打ち上げ等の低コスト化が進み、ベンチャーでも参入が可能になってきております。
こういった我々民間企業にも敷居が低くなってきている宇宙業界で使用されるコネクになくてはならない特長とは何でしょうか。
その特長は主に下記の4点が挙げられます。
1点目は、軽量小型であることです。
宇宙船内は限られたスペースしかなく、大型のコネクタでは宇宙船には適しません。
2点目は、振動、衝撃に強いことです。
宇宙船は2度の大気圏突入を経験します。さらに、宇宙空間という何が起こるかわからない場所において振動、衝撃に強いということは必須の条件であるといえます。
3点目は、MIL規格を満たしていることです。
MIL規格とは、一般的にアメリカ軍が必要とする物資の調達に使われる規格を総称した表現のことです。先述した通り、アメリカは常に宇宙開発の先端を歩み続けています。それに伴い、宇宙空間で使用される製品についてもこのMIL規格を満たしていることは重要な条件(MIL-DTL-32139)になるのです。
4点目は、アウトガスの問題をクリアしていることです(NASAアウトガスの規制に適合)。
宇宙空間では真空状態のため、部品の素材からアウトガスというガスが放出されます。そのアウトガスによる影響により宇宙船に搭載された機器の精度や品質が低下してしまう恐れがあるため、NASAのアウトガスの規制に適合しているコネクタが求められます。
もちろん、丸紅エレネクストの宇宙産業用コネクタは、上記4つの条件を全て満たしています。NASAやESA(欧州宇宙機関)での有人・無人探査機に多くの採用実績があります。例えば、NASAの火星を探査する無人機にも搭載されました。
そのような実績もあり、日本の国産ロケットにも今後採用される予定です。
丸紅エレネクストが扱っている超小型コネクタは、標準品のラインナップが豊富にあり、さらに細かい仕様に応えるためにカスタム対応も可能です。市場からの困難な要求仕様も、お客様に寄り添いながら打合せを重ねることで様々な製品が実現されてきた実績が多数あります。そうして蓄積された知識とノウハウは業界随一と自負しています。丸紅エレネクストは、製品そのものが高品質であることはもちろん、“提案力・技術力・サポートサービス体制”にも力を注いでいます。設計自由度や作業性の向上(メンテナンス時間の短縮)といった目に見えない改善点や留意点まで配慮して特注品の製作をしております。もしカタログ標準品で仕様を満たせない場合は高い技術力をもって特注製作のサポートも喜んで承ります。