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航空宇宙、防衛関連の技術進歩を支え続ける小型高性能コネクタ(超小型コネクタ)とは

航空宇宙、防衛関連の技術進歩を支え続ける小型高性能コネクタ(超小型コネクタ)とは

今回ご紹介するOMNETICS社製品はMIL-DTL-83513 もしくはMIL-DTL-32139に準拠し耐振動性・耐衝撃性に優れ、航空宇宙・防衛分野等に広く採用されている小型高性能コネクタ(超小型コネクタ)です。

THE FLEX PIN (フレックスピン)

フレックスピンはベリリウム銅(BeCu)からプレス加工されており、高接触信頼性、低挿抜力を実現します。その優れたバネ特性により衝撃・振動、その他過酷な条件に耐えることができ、MIL規格などの要件を容易に満たすことができます。

 

フレックスピンには金メッキが施されており、定格3A(Microタイプ)の電流に対応しています。すべてのピンは成型後にメッキされ表面がより滑らかな状態であることを品質部門の検査により確認しています。

航空宇宙関連向け

OMNETICS社のコネクタは航空機、ドローン、人工衛星、探査機といった数多くの航空宇宙関連での採用実績があります。航空宇宙分野で運用するには高い信頼性の要求に応える必要があります。そのことを実現させるためにOMNETICS社ではNASAのスクリーニング要求であるTable 2C & 2J of EEE-INST-002に基づいたテストを実施することが可能です。また、アウトガス要求についても1.0% TML以下の材料を選定しています。

防衛関連機器向け

OMNETICS社は長きにわたり防衛関連機器向けに製品を提供しており、絶対にミスの許されない分野における高い信頼性を得ています。Micro-D(MIL-DTL-83513)およびNano-D(MIL-DTL-32139)の品質は厳しく管理されています。これらはフレックスピンを採用することにより低い接触抵抗を維持しながら高レベルの衝撃や振動、また最高200℃(標準品は125℃)まで耐え得ることが可能です。

Micro-D(MIL-DTL-83513)

これらのコネクタはMIL-DTL-83513に準拠しフレックスピンの採用によって過酷な環境下でも確実に機能するよう設計されています。ピン間距離は1.27mmピッチ、ピン数は9~100(タイプにより異なる)、ワイヤー付き、半田カップ、基板用他いくつかの構成をラインナップします。

Nano-D(MIL-DTL-32139)

これらのコネクタはMIL-DTL-32139に準拠しフレックスピンの採用によって過酷な環境下でも確実に機能するよう設計されています。ピン間距離は0.64mmピッチで小型である特徴を生かし、航空機や衛星、ロボットの小型化などの分野で採用されています。

最後に

OMNETICS社は35年以上の歴史を持つコネクタ設計および製造会社です。マイクロおよびナノの信頼性の高い電子コネクタおよび相互接続システムに焦点を当てています。これらの製品はミネソタ州ミネアポリスの工場で設計および製造されています。

 

独自のフレックスピンコンタクトシステムはMicro (1.27 mm ピッチ) コネクタと Nano (0.64 mm ピッチ) コネクタの両方で使用されています。これらのコネクタは、MIL-DTL-32139 および MIL-DTL-83513 に対して QPL 認定されているものもあります。この高レベルの品質は、航空宇宙、防衛、医療、計装、その他のハイテク指向産業などの産業に最適です。

 

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