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電池 省スペースで大電流を流したい 作業効率を上げてタクトタイムを短縮したい 作業者の安全性を向上させたい 大電流コネクタ 複合コネクタ
充放電試験装置の中継ボックスに大電流コネクタ(電源コネクタ)と複合コネクタ コンビタック ダイレクトが同時に採用された事例

充放電試験装置の中継ボックスに大電流コネクタ(電源コネクタ)と複合コネクタ コンビタック ダイレクトが同時に採用された事例

近年、電池業界では試験工程の効率化と安全性の向上が強く求められており、特に充放電試験装置における配線の合理化が大きな課題となっています。そうした中、とある充放電試験装置メーカーではこの課題を解決するために「大電流コネクタ(電源コネクタ)」と「複合コネクタ コンビタック ダイレクト」を同時に採用し、作業効率と安全性の両立に成功しました。

【背景】中継ボックス導入により求められた新たな接続方式

電池関係のとある充放電試験メーカーでは、電池と充放電試験装置の間に電気的な切り替えを柔軟に行える中継ボックスを新たに設置しました。これにより、試験条件に応じて素早く配線の切り替えが可能となり、開発スピードの向上が期待されていました。

しかし、その中継ボックスに接続する信頼性の高いコネクタが必要となり、従来の端子止め方式では試験ごとの端子の付け外し作業に多くの手間がかかったり、端子部がむき出しのため作業者が感電するリスクがあるといった問題がありました。

このような課題を受け、同社が選定したのが、パワーライン用(定格300A)に大電流コネクタ(電源コネクタ)、通信と信号用に複合コネクタ コンビタック ダイレクトという組み合わせでした。

【採用製品】大電流コネクタ × 複合コネクタによる最適解

今回同社が採用したのは、産業用コネクタ&コンポーネンツが紹介する以下2種類のコネクタです。

パワーライン用:大電流コネクタ(電源コネクタ)

高電流対応で、安定した電力供給が可能。二重絶縁構造を採用しており、安全性にも優れています。

通信・信号用:複合コネクタ コンビタック ダイレクト

通信と信号ラインも一括接続できる構造となっており、通信と信号を1ユニットで扱えるため、設計と配線の簡素化に寄与します。

これらの大電流コネクタ(電源コネクタ)と複合コネクタ コンビタック ダイレクトの同時採用により、同社は以下のような大きなメリットを得ることができました。

採用理由

採用理由①試験工程のタクトタイム短縮

従来の端子止めでは、試験のたびにパワー、通信、信号と個別の接続作業が発生し、時間と手間が大きな課題となっていました。これらをコネクタ化することにより、ワンタッチでの接続・切り離しが可能になり、試験工程のタクトタイム短縮に成功。生産性の向上につながりました。

採用理由② 感電リスクの解消と安全性の確保

大電流を扱う環境では、安全性が最優先課題です。今回採用された大電流コネクタ・複合コネクタはいずれも二重絶縁構造になっており、端子金属部が露出しないため、作業者が感電するリスクを大きく軽減。作業環境の安全性向上に大きく貢献しました。

採用理由③省スペース設計による装置の小型化

同社が導入した大電流コネクタと複合コネクタは、いずれも他社製品と比較して非常にコンパクトに設計されており、限られた筐体内スペースにも無理なく収まります。特に試験装置内部に多くの配線が集中する構造では、コネクタ自体のサイズが作業性と信頼性に直結するため、大きな優位性となりました。

【まとめ】電池業界における「大電流コネクタ」と「複合コネクタ」の今後

今回の同社の導入事例は、電池業界において大電流コネクタ(電源コネクタ)と複合コネクタ コンビタック ダイレクトがどれだけ有効に機能するかを示す好事例です。特に試験装置や中継ボックスの設計において、安全性・作業効率・省スペースという三拍子を実現することで、従来の端子止めからの脱却を成功させた点は、多くの製造現場にとって参考になる採用事例と言えます。

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