鉄鋼工程の現場では 長年の伝統のある設備が多くあり、高温多湿の過酷な環境に耐えられる丈夫な設備で一定周期で大掛かりな設備のメンテナンスを実施しているため、製鉄所開設当初からの設備が今も現役で活躍しています。
鉄鋼工程の現場では 長年の伝統のある設備が多くあり、高温多湿の過酷な環境に耐えられる丈夫な設備で一定周期で大掛かりな設備のメンテナンスを実施しているため、製鉄所開設当初からの設備が今も現役で活躍しています。
鉄鋼業界では、高度経済成長期から現場を支えてきた熟練の作業者が現場を離れていっています。そのため、作業熟練者に現場での作業を偏らせることなく、誰でも安全で確実に同様の作業ができるよう作業の標準化を進める動きがあります。
たとえば連続鋳造設備における現場の作業では、電磁撹拌装置でコネクタを着脱する必要がありますが、古くからの大きくて重いコネクタが多く使用されています。これらのコネクタはネジ接続タイプのものがほとんどであり、それらの着脱方法は何度もネジを回す必要がありました。またプラグ側とソケット側の芯ズレをなくしてまっすぐ接続しなければ、ねじ込み箇所のネジ山を摩耗させコネクタの寿命を短くする懸念もあり、コネクタひとつを着脱するときにおよそ8秒ほど掛かっていました。高温多湿の過酷な作業現場であり、作業者も作業手袋でのコネクタの着脱作業であるため、コネクタ接続時に最後までしっかりとコネクタをネジ込んで作業できていない作業ミスも発生しやすく、通電不良により現場が止まるという人為的ミスも発生していました。
そういった状況の中で、作業者を選ばず、確実に着脱できるコネクタが求められています。
従来のねじ式のコネクタは左側の画像の上部にあるようなもので、重量も3kgほどあり、着脱作業は重労働になっていました。一人で着脱するには力がいるため、高齢の作業者や女性の作業者ではできない作業になっていました。
同じ仕様でも左側の画像の下部にある丸紅エレネクストのワンタッチ防水コネクタでは、小型になり重量も半分以下で、かつ着脱も1/4回転でカチっと着脱するだけなので、だれでも簡単に同じ作業ができるようになっています。
ねじ式のコネクタだと、作業者が十分にねじを締めこんでいない場合があり、振動によってねじが緩み、通電不良になってしまう可能性があります。また、ねじが緩んでしまうと圧延設備等で蒸気が充満しているような場所では内部に水分が入り込み、通電不良を起こし設備に不具合が生じてしまう場合もあります。
このような問題もワンタッチで確実に着脱できれば解決することができます。
・圧延設備(ロードセル、圧延スタンド間の自動ガイドの制御用)
・連続鋳造設備(電磁撹拌装置温度センサー、モールド部の溶鋼温度計測、モールドブレークアウト検知機、DKSコイル)
・クレーン設備(クレーンのアタッチメント駆動用・制御用、リフティングマグネット、岸壁起重機、起重機トング交換用)
・トピードカー、水中ポンプ、ガンマ線検出器、配電盤・分電盤 等
産業用コネクタドットコムを運営する丸紅エレネクストでは、原料、製銑、製鋼、鋳造、圧延、製品出荷といった鉄鋼の各製造工程にある設備での配線・配管の接続箇所での作業性および、安全性の向上に貢献しています。まずはお気軽にご相談下さい。