高圧力でも使用できるエアカップリング(カプラー)を導入し、同時に操作性も向上した事例をご紹介いたします。
自動車や半導体製造装置向けの部品を製造するメーカーでは、複雑な部品や異種金属などに対応した接合(ろう付け)工程があり、その接合工程が終わった加工後に2Mpaの高圧エアで切子を飛ばす作業があります。
一般的な工場のエア圧は0.6Mpaであるため、市販のエア用カップリング(カプラー)も主に工場エア圧向けに設計されています。2Mpaという高圧エアで使用可能なエア用カップリングが無くて困っていたところ、産業用コネクタ&コンポーネンツを運営している丸紅エレネクストの営業マンより、高圧仕様でも使えるボタン式ワンタッチカップリングの提案を受けました。
提案を受けたボタン式ワンタッチカップリングは、通常で5Mpaまでの圧力で使用することができ、製品によっては最大100Mpaまで対応可能な製品も取り扱っているとのことでありました。
今回、新たに導入したエア用カップリングは操作方法がボタン式でワンタッチ着脱が可能であるため、作業手袋などをしていても片手で簡単に操作することができ、非常に操作性がしやすいと現場作業者からはとても好評です。