ポンプ製品の検査工程でヘルール着脱箇所をワンタッチ化し、作業時間を6分の1に短縮できた事例

さまざまな流体を脈動なく移送できるポンプ製品の気密試験や注水試験をおこなう検査工程では製品であるポンプと試験装置との接続箇所にヘルールクランプの着脱箇所があります。

そこの検査工程でのヘルールクランプの着脱回数は１日に40回ほどあり、1回あたり30秒ほどの作業時間掛かっていましたが、ここ最近、特定のお客様向けの需要が増えていることから、この検査工程を含む全製造工程での作業効率の改善が社内での課題になっていました。

そこで、ヘルール着脱箇所をワンタッチ化できるという産業用コネクタ＆コンポーネンツのメールマガジンの記事をたまたま見つけ、実際の現場でこのワンタッチカップリングの操作性と耐久性を兼ねた評価試験をおこないました。

その結果、評価試験をおこなったワンタッチカップリングにはヘルールクランプ特有のネジやガスケットといった部品の着脱作業が不要で、ヘルールクランプ着脱箇所の作業時間も1回あたり5秒程度に短縮することができることが確認できました。また、耐久性についても問題なかったので、このワンタッチカップリングを導入することに決めました。

ヘルール着脱箇所のワンタッチ化によりに検査工程における作業時間を大幅に短縮することが出来たのですが、それ以外のメリットもありました。

それは、従来のヘルールクランプを接続するために組み上げた際、作業者の熟練度により気密性を一定に保てないことがたまに発生していたのですが、このワンタッチカップリングを導入したことによりそういう作業者の熟練度による作業品質のバラつきもなくすことが出来ました。

現在では別の検査工程でもヘルールクランプ接続箇所のワンタッチ化の検討を進めています。

▼このヘルールクランプ用ワンタッチ式カップリングと通常のヘルールクランプを比較した動画をご覧いただけます！▼

産業用コネクタ＆コンポーネンツでは、上記のようなヘルール接続をワンタッチ化し、作業効率を向上させた事例が多数ございます。ヘルール接続に関してお困りごとがございましたらお気軽にご相談ください。