関東の臨海工業地帯にあるケミカルタンクターミナル内のローリー充填場では、1日あたり10回程度レバー式カップリングの着脱作業を実施しています。しかし、カップリングに付いている両側のレバーを同時に押し下げたり引き上げたりする動作が必要で、1か所あたりおよそ7~8秒の着脱時間が掛かっていました。
こちらは、関東の臨海工業地帯にあるケミカルタンクターミナル内のローリー充填場での事例です。ここでは、タンクローリーへ危険物、指定可燃物、毒劇物等の製品を充填する際に窒素でローリー内のリークテストとエアパージをおこなっています。
ローリーに充填した製品が窒素タンク内への逆流等を防ぐため、窒素リークテストとエアパージ用の各配管にはそれぞれ接続箇所を設けており、そこに工業用継手であるレバー式カップリングを使用しています。こちらの現場で使用している配管サイズは1/2インチで、1日あたり10回程度着脱作業を10か所で実施していました。
このレバー式カップリングで配管の着脱をおこなう際は、カップリングに付いている両側のレバーを同時に押し下げたり引き上げたりする動作が必要で、1か所あたりおよそ7~8秒の着脱時間が掛かっていました。
そこで産業用コネクタ&コンポーネンツを運営する丸紅エレネクストより窒素にも対応するボタン操作式のワンタッチカップリングとフレキシブルホースの提案を受け、まず配管接続箇所2か所での試験導入を決定しました。いざ試験導入してみるとホースの取りまわしが楽になり、配管の着脱作業が片手でもワンタッチ操作で作業ができるようになりました。1か所あたりの着脱時間もおよそ2~3秒と大幅に短縮することが可能になりました。
配管を着脱する作業時間を7~8秒から2~3秒の半分以下に短縮することができ、作業もより安全におこなえるようになったと現場作業者からの検証結果も得られたため、ローリー充填場内にある配管切り離し箇所全10か所のうちの残り8か所についても今後、随時、丸紅エレネクストのボタン操作式のワンタッチカップリングとフレキシブルホースに切り替えていく予定です。
このような「タクトタイムを短縮したい」、「作業者の安全をアップしたい」といったご要望がありましたら、産業用コネクタ&コンポーネンツまでお気軽にご相談ください。