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その他 作業者の安全性を向上させたい カップリング
蒸気(スチーム)配管の切り離し箇所におけるワンタッチカップリング採用によるダンボール製造現場での火傷・労災リスクの低減事例

蒸気(スチーム)配管の切り離し箇所におけるワンタッチカップリング採用によるダンボール製造現場での火傷・労災リスクの低減事例

ダンボール製造工場では、製品品質の安定と生産効率向上のために蒸気(スチーム)配管が欠かせません。特にコルゲートマシンでは、紙を破れにくく柔らかくするために蒸気を使用し、プレヒーター、コルゲーティングロール、ダブルパッカーといった各ユニットへ安定的に供給されています。一方で、コルゲートマシンでのカートリッジ交換時の蒸気(スチーム)配管の切り離し作業は、作業者の火傷や労災につながるリスクを抱えており、多くの製造現場で課題となっていました。

本記事では、西日本にある某ダンボールメーカー様において、コルゲートマシンのカートリッジ交換時の蒸気配管切り離し箇所にワンタッチカップリングを新規採用したことで、安全性と作業性を大きく改善した事例をご紹介します。

用途概要

・用途:ダンボール製造工場内 コルゲートマシン

・使用箇所:蒸気(スチーム)配管の切り離し部

コルゲートマシンでは、蒸気によって原紙を適切な状態に調整する工程が連続的に行われます。そのため、メンテナンスや設備停止時には、蒸気配管の確実かつ安全な切り離しが必要不可欠です。

需要発生の背景|蒸気配管が抱える火傷・労災リスク

同社では、従来より蒸気配管の切り離し部にカムロック構造の継手が使用されていました。しかし、蒸気(スチーム)配管は高温・高圧であるため、切り離し時に以下のような問題が顕在化していました。

・配管を外した瞬間に高温の蒸気が外部へ噴出

・耐熱グローブを装着しての作業が必須

・作業者の火傷事故が発生するリスクあり

・ときには労災として報告・対策が求められるケースも発生

蒸気配管はダンボール製造に欠かせない一方で、切り離し作業の安全対策が不十分な場合、作業者に深刻なリスクを与えてしまいます。同社でも「蒸気配管の安全な切り離し方法」が喫緊の課題となっていました。

現行品(カムロック継手)の問題点

従来使用していたカムロック継手には、以下の課題がありました。  

①耐熱グローブ装着時の操作性が悪い

カムロック継手での開閉作業は、耐熱グローブを着用した状態では力が入りにくく、操作に時間がかかります。

②蒸気(スチーム)の外部漏れによる火傷リスク

配管切り離し時に内部の高温蒸気が一気に放出され、作業者が火傷する危険性がありました。これらの問題が、労災防止の観点からも大きな懸念材料となっていました。

採用製品:ワンタッチカップリング

こうした課題を解決するため、同社が採用したのが産業用コネクタ&コンポーネンツが取り扱っている蒸気配管対応のワンタッチカップリングです。

ワンタッチカップリング採用理由と効果

①耐熱グローブ着用でもワンタッチで簡単操作

ワンタッチカップリングは、押す・引くといった単純動作で着脱が可能です。耐熱グローブを装着したままでも確実に操作でき、作業性が大幅に向上しました。

②蒸気(スチーム)漏れを防止し、火傷リスクをゼロへ

配管切り離し時に内部の蒸気を外部へ放出しない構造により、高温蒸気による火傷の懸念が解消されました。これにより、蒸気配管作業における労災リスクの大幅低減を実現しています。

 まとめ|蒸気配管の安全対策にはワンタッチカップリングが最適

ダンボール製造工場のコルゲートマシンにおける蒸気(スチーム)配管は、生産に不可欠である一方、切り離し作業には常に火傷や労災のリスクが伴います。

今回の採用事例では、カムロック継手からワンタッチカップリングへ切り替えることで、

作業性の向上

蒸気(スチーム)漏れ防止

火傷・労災リスクの低減

を同時に実現しました。

蒸気(スチーム)配管の安全対策を検討している製造工場にとってワンタッチカップリングは、ダンボール製造工場のみならず、蒸気(スチーム)配管で作業をおこなう方の安全確保と現場改善を両立する有効なソリューションと言えるでしょう。

▼ワンタッチカップリングの操作方法が分かる動画はこちら▼

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